日本のお正月のように集まって、ご馳走やプレゼント、そして家族との時間を楽しむイギリスのクリスマス。世界中で祝われるクリスマスですが、それぞれの国に異なる習慣があり、イギリスにも様々なクリスマスの伝統があります。今回はイギリスのクリスマスでの楽しい伝統や習慣をご紹介します。
【イギリス語学留学】イギリスのクリスマス、その習慣や伝統とは?
1.”Twelfth Night”の伝統
日本のクリスマスは12月25日で終わってしまいますが、イギリスのクリスマスシーズンは、12月25日から12日目の”Twelfth Night”(十二夜)まで続きます。イギリスでは、多くの家庭がその前日の1月5日夜までにクリスマスツリーやイルミネーション、飾りを片付けます。この後までクリスマスの飾りを出しておくと縁起が悪いと考えられているのだそうです。
2. “mince pies”(ミンスパイ)を食べる
クリスマス前になると、イギリスでは”mince pie” (ミンスパイ)を家庭で手作りしたり、友達がお店で買って持ってきたりして、ミンスパイ食べる?と聞かれることが多くなります。ミンスパイは、干し葡萄(カラント)とドライフルーツにハーブとスパイスと加えた物を詰めた小さなペストリーでクリスマスの時期にイギリスで人気のある甘いお菓子です。このパイの詰め物はミンスミートと言われますが、お肉は混じっていません。ミンスパイは食べられるだけでなく、イギリスの子供たちがサンタクロースとトナカイにあげる物の一つで、クリスマスイブには、サンタクロースが来る暖炉の前やツリーの下に、ミンスパイ(やワイン)、トナカイにはニンジンを置いておく習慣があるそうです。
3. “Christmas Pudding”にシルバーの硬貨を入れる
イギリスでクリスマスのディナーでデザートとして出される”Christmas Pudding”(クリスマス・プティング)は、日本のようにふわふわのスポンジケーキでなく、材料は、パン粉やスエット(牛や羊の脂)、レーズンなどのドライフルーツ、卵、りんご、ナツメグやシナモンなどのスパイス、そしてブランデーやラム酒、黒ビールなどのアルコールも使われます。生地を寝かせたら長時間弱火で蒸し、濃厚な味わいのクリスマス・プティングの出来上がり。蒸す前にはクリスマス・プティングの生地にシルバーの硬貨(現在は1ポンドが使われることが多い)が1つ入れられますが、クリスマス・ディナーで切り分けられたクリスマス・プティングの中に、そのシルバーの硬貨を見つけた人には幸運が訪れると伝えられています。
4. “Christmas cracker”でお祝い
イギリスでクリスマスパーティーやディナーに参加すると、緑や赤のクリスマスカラーをした“Christmas cracker”(クリスマス・クラッカー)が一人ひとりのテーブル席に置かれているかもしれません。ディナーで隣の人とクラッカーの両端を持ちあって引っ張る時に、クリスマス・クラッカーからは弾けるような音が聞こえ、その中からは小さなおまけやパーティーハット、なぞなぞ、ジョークが書かれた紙などが出てきます。このクラッカーは19世紀中頃に、トム・スミスというお菓子メーカーが、小さなモットーやなぞなぞをパッケージに入れたお菓子をクリスマスの時期に売り出したことが始まりです。その後彼は焚き火の薪がパチパチと爆ぜるのを見て、弾けるような音の要素を加えました。
5. クリスマスの日には“turkey”を食べる
16世紀に最初にイギリスへと持ち込まれた七面鳥(turkey)のローストは、イギリスの家庭のクリスマスディナーでメイン料理として食べられるようになりました。イギリスのクリスマス・ディナーには欠かせなくなった七面鳥ですが、それ以前はイギリス人はよくガチョウやイノシシ、さらにクジャクを食べていたそうです。
6. “Queen’s Speech”を観る
イギリス英語による全世界に向けた放送、「BBCエンパイアサービス」でジョージ5世が最初のラジオ放送を1932年に行って以来、イギリスのクリスマス文化には欠かせない“Queen’s Speech”(女王(または王)のスピーチ)。この現代のイギリス女王によるクリスマスのメッセージを毎年、何百万人ものイギリス人がテレビで鑑賞しクリスマスの気分を味わっています。
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