留学は人生でもっとも楽しい時期。さまざまな場所を観光したり、近隣都市や周辺の国々へ旅行したりして、ワクワクした毎日を過ごす人が多いでしょう。ただ、それと同時に、パスポートを失くしたり、スリの被害に遭ったり、予期せぬ病気やケガをしたりする心配も。万が一何かが起こったときに、文化の違いや言葉の壁を感じながら、不慣れな環境で対処していくのは大変です。緊急時のアクションプランを、事前に考えておくことが肝心です。
緊急事態が起こったときに取るべき行動5つ
１．まず落ち着きましょう。深呼吸をして、次に何をすべきか、冷静に考えましょう。
２．自身が置かれている状況を把握しましょう。留学している学校のスタッフや先生に連絡を取り、状況を説明してアドバイスを仰ぎましょう。
３．対処法が見つかったら、行動に移しましょう。もっとも大切なのは、自身の身の安全を確保すること。緊急事態発生時に一人でいる場合は、とにかく安全な場所に避難することを最優先に。ホストファミリーの家、あるいは、宿泊先のホテルやホステルまで無事に帰られるように、事前に現地の交通手段を把握しておくと安全です。不安な場合は、大使館に問い合わせるのも一つの方法です。
４．身の安全が確保出来たら、自身の状況を周りに知らせ、必要なヘルプ（医療処置、代替交通手段、弁護士など）を依頼しましょう。事前に緊急時に連絡を取れる人のリストを作っておくと便利です。誰かと連絡が取れるまで、諦めないでくださいね。もし他の場所に移動しなければならない場合は、行き先を他の人に知らせてから（できれば紙に書いてから）動くこと。ケガをした場合は、持ち歩いている救急道具で応急処置しましょう。
５．緊急事態を脱し、状況が落ち着いてきたら、その時に自分がとった対処行動が適切だったのか、考え直してみましょう。次にいつ緊急事態が起こるかわかりません。また、他の留学生とその経験をシェアしておくと、より危機管理の意識が高まって効果的です。
留学中に持ち歩くべき物リスト
- パスポートと学生ビザのコピー
- 保険証のコピー
- 留学先や滞在先の周辺が載っている地図
- 航空券のeチケットのコピー（チケット番号など大切な情報にはハイライトを入れておくとgood）
- 自国で発行された運転免許証（持っていれば）
- 緊急時に連絡を取れる人の一覧表
- 自身の健康状況などを記したもの（薬アレルギーや持病などを記入しておくと◎）
その他のアイテム
- 現地で使用可能な携帯電話とテレフォンカード (災害時に万が一電話ができなくなった場合でも、メールなら送受信できる可能性があります)
- クレジットカード、ATMカード、現金（現地通貨、日本円）
- 持ち運べる救急道具（絆創膏、軟膏、ガーゼ、鎮痛剤、日焼け止め、虫除けスプレー、ティッシュ、小さな懐中電灯、ポケットナイフなど）
留学先では、常に万全の準備をして出かけることで、さらに楽しい毎日を送れます。何事も備えあれば憂いなし！の精神を持ち続けてくださいね！
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