冬のカナダは寒いイメージがあり、留学しようかどうしようか、悩む人もいるのでは？でも、実は、ウィンタースポーツが盛んだったり、冬祭りが多く開催されたりするカナダは、冬こそおすすめなのです！
今回は、カナダの冬をエンジョイする方法を10個お届けします。まずは前編からどうぞ。
1．有名なスキーリゾートに行く
以下の3つのスキー場がカナダで有名です。
- ブラッコム／ウィスラースキーリゾート（ブリティッシュ・コロンビア州）：2010年冬季オリンピックでノルディック競技が行われた場所。バンクーバーから内陸へ2時間ほど行った所にあり、毎年5月ごろまで多くのスキー客で賑わいます。
- バンフ／レイクルイーズ周辺（アルバータ州カルガリー郊外）：カナダ屈指のリゾート地バンフやレイクルイーズは、夏は避暑地、冬はウィンタースポーツ天国として有名。4月でも60～70センチの雪が残っており、スキーを長いシーズン楽しめます。
- モントランブラン（ケベック州）：モントリオールから北に約1時間半のところにあるスキー場。あたりは国立公園に指定されており、自然の美しさでも知られています。
これら3つのスキー場は、滑走距離や斜度、周りの風景、ヘリスキーや氷河スキーといったアクティビティの豊富さなど、どこをとっても文句なしに素晴らしいです。スキー好きの方は、留学中にぜひ行ってみてください！
2．ケベック・アイス・ホテルに泊まる
このホテルは、まるで大聖堂のような外装をはじめ、室内の家具や約5.5メートルの天井から吊り下げられたシャンデリアも、すべて氷からできています。毎年改築されており、営業は1月から4月上旬の約3か月間のみ。壁は約1.2メートルの厚さで、部屋の中は－2℃から－5℃ほどの温度に保たれています。
宿泊はもちろん、ツアーでホテルの中を見学したり、バーでお酒を飲んだりするだけもOK。ケベック州に留学したり旅行したりする際には、ぜひ立ち寄ってみましょう♪
3．ケベック・ウィンター・カーニバルに参加する
カナダのフランス語圏、ケベックに暮らす人々は、レント（四旬節）の直前に「カーニバル（謝肉祭）」と称して、皆でごちそうを食べて大いに騒ぐという慣習がありました。その慣習は今でも「ケベック・ウィンター・カーニバル」として残っており、世界最大級の冬の祭典として、毎年1月下旬から2月中旬まで開催されています。
セント・ローレンス川で開催される雪中カヌーレースや犬ぞり体験、きらびやかなイルミネーションに彩られたパレードなど、ファミリー向けのイベントが多く行われるほか、温めたメープルシロップを雪の上で固めて作るキャンディ「メープル・タフィ」や人気の揚げパン「ビーバー・テール」など、ケベック州の冬の伝統料理を楽しむことができます。
真冬のケベック・シティは－15℃になることもあるので、しっかり防寒対策をして出かけましょう！
4．オタワのリドー運河でアイススケートを楽しむ
毎年冬になると、カナダの首都オタワにあるリドー運河は、長さ7.8キロメートルを誇る世界最大のスケートリンクへと様変わりします。観光客のみならず、地元の人々も、移動手段と遊びとの両方で、世界遺産に登録されているこの運河を利用します。
スケートリンクは、1～2月、運河が十分に凍結し、人が滑っても安全なときにのみオープン。スケート靴を持っていなくても、その場で借りられます。また、自分のスケート靴を持参すると、刃のお手入れなどをしてくれるサービスも。また、子ども用のそりもレンタル可能で、ファミリーで遊べます。
5．オタワのウィンタールード（Winterlude）に参加する
オタワの冬の一大イベントといえば、「ウィンタールード（Winterlude）」。毎年2月の最初の3週間の週末に開催されており、リドー運河のアイススケートも実はこの一環として行われています。
そのほかにも、氷の彫刻があちらこちらに展示されたり、氷でできたカウンターやベンチがあるカフェや雪のプレイグラウンドが設けられたり、ライブ音楽やアクロバットショーなどさまざまなイベントが催されます。
なお、オタワの冬も、ケベック同様とても寒く、1月の平均気温は－10℃。防寒対策を忘れずに！
後編でも、冬のカナダならではのイベントやアクティビティをご紹介します。
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